和洋国府台女子中学校高等学校

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探究和洋茶道2024 第12回

2024.12.03

授業ではまず、前回行った茶会の感想を発表し合いました。前回の茶会では、2回に分けて、もてなす側と客側の両方を体験しました。もてなす側は、東、半東、水屋にわかれ、水屋では自分達でお菓子をつけたりお客様にお茶を点てたりする体験をしました。もてなす側と客側の両方でそれぞれ大変なこともありましたが、楽しく茶会を行い、無事茶会を終えることが出来ました。

感想を発表し合った後、和室に上がり、茶会で使用したお道具の紹介をして頂きました。お道具の紹介の中で特に印象に残ったのは、鳳凰が描かれているお茶碗と、海老が描かれているお釜です。鳳凰は、吉兆として現れる伝説の霊鳥で、とても縁起のいい鳥だそうです。
海老は、丸まった見た目が曲がった腰に見え、長い髭を持つことから長寿の象徴として慶事で頻繁に使用されてきたそうです。
先生からお道具の紹介をして頂いたことで、おめでたい時に使用される茶道具が茶会で多く使用されていたことが分かり、とても感動しました。

また、3人〜4人のグループに分かれ、お菓子を自分達で盛り付けていただきました。今回のお菓子は「吹き寄せ」という干菓子でした。
干菓子は全部で5種類あり、柿、イチョウ、もみじ、ツタ、マツをモチーフにしたものでした。
自分達で盛り付けることに挑戦しましたが、お手本のように、木枯らしや風で木の葉や木の実が吹き寄せられたようにバランス良く盛り付けることがとても大変でした。
また、干菓子をいただくときに一口で口に入らないものは手で割っていただくようにと先生方から教えて頂きました。
盛り付けるときもいただく時も大変でしたが、楽しく最後の授業を行うことが出来ました。
残念ながら、茶道の授業は今回で最後ですが、茶道の授業で身につけた礼儀作法やお菓子の食べ方、お茶の飲み方等を忘れず、将来に役立てていきたいと思います。

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